平成29年度 中部ろうさい 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 151 94 227 419 709 952 1978 2827 1923 443
本指標は、当院を退院した患者さんの年齢について、10歳刻みで集計したものです。

 当院は、名古屋市港区唯一の「地域医療支援病院」として、幅広い疾患及び年齢層を受け入れております。
 特に、当院の近隣4区(港、南、熱田、中川)においては、名古屋市全体と比較して人口の高齢化が進んでいるため、当院におけるH29年度の60歳以上の退院患者割合は、全体の73.8%を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070350xx99xxxx 椎間板変性、ヘルニア 手術なし 230 7.42 8.83 0.43 56.59
070343xx99x20x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 134 6.37 6.65 0 66.72
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 108 22.95 21.7 8.33 66.51
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 101 34.13 27.09 79.21 83.21
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 101 27.62 23.14 48.51 68.21
当院の整形外科は、「脊椎・脊髄外科」及び「関節外科」に重点を置いております。
 主な脊椎疾患については、椎間板ヘルニア及び脊柱管狭窄症となっており、造影検査又は手術を実施する症例が多くを占めています。
 また、主な関節疾患については、変形性股関節症又は変形性膝関節症となっており、人工関節置換術を実施する症例が多くを占めています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 160 3.51 3.03 0.63 67.76
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 99 4.8 4.62 0 72
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 91 7.12 5.3 2.2 69.38
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 49 16.86 17.71 2.04 81.45
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 47 2.89 3.19 0 69.66
当院の循環器内科は、心筋梗塞・狭心症等の虚血性心疾患に対する薬物療法・カテーテル治療、同じく不整脈に対する薬物治療・カテーテル治療を中心とした心疾患全般に対応しています。
 主な症例としては、狭心症等の虚血性心疾患に対して、心臓カテーテル検査又は経皮的冠動脈形成術(PCI)を実施する症例が多くを占めています。
 また、頻脈性不整脈等に対するカテーテルを用いた心筋焼灼術(アブレーション)もPCIに次いで症例が多くを占めています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 132 2.59 3.59 2.27 72.99
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 129 13.74 11.99 2.33 70.7
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 64 24.52 19.65 6.25 73.84
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 50 18.9 13.83 8 74.34
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 40 32.55 20.83 40 83.65
当院の呼吸器内科は、、肺がんを始めとする肺腫瘍、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、細菌・結核などの抗酸菌・真菌等による呼吸器感染症、気管支ぜんそくのようなアレルギー疾患、自然気胸、胸膜炎といった呼吸器疾患全般に幅広く対応しています。
 肺がんの診断に当たっては、通常の気管支鏡検査だけでなく、超音波気管支鏡を用いた病理診断にも対応しており、肺がんの病期診断精度が向上することで、治療方針の早期決定にも寄与しています。
 また、肺がんに対する化学療法については、病態等を十分に検討した上で治療を決定しており、手術適応となる場合は、当院呼吸器外科へ紹介をしています。
 平成28年7月より当院呼吸器内科とともに「呼吸器病センター」を開設し、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)等の様々な呼吸器病に対して、内科と外科が連携し迅速かつ良質な医療の提供を実施してます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 64 9.72 7.87 0 71.98
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 49 19.33 10.61 8.16 79.33
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 33 11.06 11.44 0 71.61
060335xx99x00x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 15.1 10.91 0 72.17
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 26 8.35 9.69 0 67.58
当院の消化器内科は、消化管(食道・胃・小腸・大腸)、肝臓、胆のう、膵臓等の領域における疾患の予防・早期発見から疼痛緩和ケアまで、幅の広い医療を提供できるように努めています。
 主な症例としては、胆石症に対する内視鏡を用いた十二指腸乳頭切開術(EST)や胆道ステント留置術、肝細胞がんに対する肝動脈化学塞栓術(TACE)を実施する症例が上位となっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 37 9.57 8.98 5.41 74.14
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 定義副傷病 なし 35 4.46 4.38 0 67.77
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 32 7.47 6.64 0 53.97
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 24 5.42 5.56 0 45.08
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 21 4.29 4.49 0 55.33
 当院の外科は「外科・消化器外科」と標榜しており、最も多い消化器系疾患(腸閉塞、大腸がん、胆嚢結石、総胆管結石、胃がん等)に対しては、適応や安全性を考慮した上で、腹腔鏡下手術を行っています。
 また、乳がんについては、マンモグラフィ検診施設に認定されているほか、治療においては、化学療法又は手術等の治療方針を十分に検討した上で決定しています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 77 6.23 5.15 1.3 70.96
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 66 8.61 8.01 0 22.98
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 45 5.76 5.48 0 37.78
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 34 8.65 7.23 0 57.62
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり 19 3.58 3.29 0 9.05
当院の耳鼻咽喉科は、耳・鼻・のど・頚部に対する感染症、神経・機能障害、腫瘍等の診断・治療に対応しています。
 特に、頭頸部がんの手術に関しては、名古屋市南部で対応可能な数少ない医療機関の一つとなっています。
 また、睡眠時無呼吸症候群に対する検査入院は、働いている患者さんに配慮して夜間に入院し翌朝退院するシステムとしています。
  中耳炎、鼓膜形成術などの耳の手術は、アデノイド切除等と併せて小児手術にも対応しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 70 4.36 4.98 0 63.56
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 51 12.27 9.75 0 33.25
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 34 9.29 6.28 0 43.88
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし 33 23.79 20.41 9.09 31.39
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 28 15.71 9.91 0 43.43
当院の産婦人科は、子宮頸がん、子宮体がんなどの婦人科腫瘍の治療、周産期医療(妊娠・分娩)、内分泌疾患(女性ホルモン異常や不妊症)に対する診療を担当しています。
 また、婦人科領域の良性腫瘍に対しては、身体への負担の少ない腹腔鏡下手術を導入しています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 52 18.9 12.23 5.77 72.6
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 29 17.34 8.5 0 70.52
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 22 24.36 14.55 4.55 66.41
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 21 21.48 10.05 9.52 77.19
050130xx99020x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 13 18.85 24.77 15.38 62.46
当院の腎臓内科は、早期診断と治療を目標とし、検尿異常・腎機能障害・電解質異常を手掛かりに全身に係る病気を診断するために、他部門や他施設の専門医にも相談しながら、診断・治療を行っています。
 また、透析医学会認定施設として、28床の透析病床を有しており、多くの患者さんの透析治療に対応しているほか、栄養サポート活動を通し地域の皆様との連携を深め、患者さんの食の安全・楽しみを支援することを目的として、定期的に腎臓病教室を開催し、腎臓病予防にも努めています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 81 14.37 16.95 1.23 65.14
010060x3990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10以上) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 45 18.56 21.29 20 72.8
010155xxxxx2xx 運動ニューロン疾患等 手術・処置等2 2あり 21 14.86 17.26 0 70.81
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 16 16.69 16.38 31.25 64.56
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 19.81 20.83 12.5 78.19
当院の神経内科は、脳卒中、神経難病(パーキンソン病等)、認知症、てんかん等の脳疾患、末梢神経疾患等に対応しています。
特に、脳梗塞に対しては、超急性期治療として行われている血栓溶解療法(t-PA)や廃用症候群予防を目的とした急性期リハビリテーションを実施しています。
 最も症例数が多い「免疫介在性・炎症性ニューロパチー」とは、主に「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」という四肢の筋力低下やしびれをきたす神経難病のことであり、治療法として免疫グロブリンの点滴療法を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 75 8.51 7.31 0 76.39
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 45 8.36 5.75 0 60.11
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 16 16 9.73 0 76
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 16 14.44 12.34 6.25 67.94
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 9.06 12.23 0 77.13
当院の泌尿器科は、血尿、排尿困難等のあらゆる排尿トラブルに対応しているほか、泌尿器系の腫瘍に対する診断・治療を行っています。
 主な疾患である膀胱がんに対しては、侵襲の少ない経尿道的手術(TUR-BT)を積極的に行っています。
 また、尿路・尿管結石に対しては、同じく侵襲の少ない衝撃波結石破砕装置を用いた治療(ESWL)を行っています。
 そのほか、男性機能障害、男性不妊症の診断・治療を専門とする医師による性機能外来を週2回行っています。
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 85歳未満 37 14.62 14.63 0 63.92
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 85歳未満 26 14.92 14.27 0 56.31
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 22 14.77 12.34 13.64 78.23
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 あり 85歳未満 21 16 15.63 4.76 73.52
100071xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 85歳未満 17 14.76 12.07 0 65.35
当院の糖尿病・内分泌内科は、単に血糖コントロールを行うだけでなく、対話を重視した患者個々人の問題点に即した治療を目指しています。
 糖尿病教育入院を積極的に受け入れているほか、栄養サポートチーム(栄養面からの患者さんの生活の質の向上を目的とした多職種からなるチーム)、糖尿病に起因する透析を予防するための指導、糖尿病教室等の活動を積極的に行っております。
リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 35 22.89 17.16 2.86 57.63
070510xx99xxxx 痛風、関節の障害(その他) 手術なし 20 16.2 12.23 0 82.1
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 28.4 20.83 20 89.4
070470xx99x2xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 2あり 10 23.5 23.43 10 73.1
070560xx99x6xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2 6あり 10 20.1 27.2 0 60.8
当院のリウマチ・膠原病科は、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの膠原病、脊椎関節炎などを主に診療していますが、原因のはっきりしない関節炎や不明熱疾患、感染症疾患なども含めて幅広く診療を行っています。
 膠原病などのリウマチ性疾患では、全身の様々な症状が起こりうるため、多くの科と連携して、きめ細かく診断・治療に当たっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 8.74 7.34 8.7 61.26
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 24.76 19.1 42.86 67.24
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 13.67 11.75 14.29 73.71
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 12 2.17 3.14 8.33 67
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 9.68 - -
当院の脳神経外科は、緊急症例は院内各診療科と、手術症例は疾患に応じて近隣医療機関と連携して症例ごとに適切な対応をこころがけています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140100xxxxxxxx 眼の先天異常 10 2.4 4.52 0 5.5
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 10 2.4 3.29 0 74.5
070520xx97xxxx リンパ節、リンパ管の疾患 手術あり - - 9.71 - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 4.14 - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし - - 8.5 - -
当院の形成外科は、熱傷などの外傷、眼瞼下垂等の先天異常、腫瘍切除後の再建等の治療を行っています。また、脊損患者等の褥瘡治療・予防にも携わっています。
また、乳がん手術後の乳房再建術を行っております。しみ治療を中心とした美容的な相談にも対応しています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 40 14.13 21.34 0 71.45
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 15 10.93 12.35 0 68
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 10.83 10.04 0 50.58
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 - - 9.85 - -
160400xx99x0xx 胸郭・横隔膜損傷 手術なし 手術・処置等2 なし - - 8.86 - -
当院の呼吸器外科は、肺がん、気胸、縦隔腫瘍を中心に対応しています。
 特に、初期の肺がんや自然気胸に対しては、術後合併症が少ない胸腔鏡下手術を積極的に実施しております。
平成28年7月より当院呼吸器内科とともに「呼吸器病センター」を開設し、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)等の様々な呼吸器病に対して、内科と外科が連携し迅速かつ良質な医療の提供を実施してます。
リハビリテーション科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010310xx99x0xx 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 35 74.06 10.66 51.43 50.74
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし - - 12.34 - -
0400801399x001 肺炎等(市中肺炎かつ65歳以上75歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア1 - - 12.54 - -
010310xx97x0xx 脳の障害(その他) 手術あり 手術・処置等2 なし - - 19.83 - -
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし - - 11.73 - -
当院のリハビリテーション科は、脳、運動器、呼吸器、循環器等の各疾患に対応したリハビリテーションを行っています。
 特に、頚損・脊損といった障害が重い患者さんに対する日常生活動作訓練を目的とした入院については、在院日数が長くなっています。
 また、四肢切断の患者さんに対する義肢作製・訓練なども行っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 33 3.48 3.28 0 21.21
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 - - 2.85 - -
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 - - 6.63 - -
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし - - 7.31 - -
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり 片眼 - - 8.51 - -
当院の眼科は、白内障・糖尿病性網膜症を始めとする様々な疾患に対応しています。
 また、手術に関しては、白内障手術、硝子体手術を筆頭に、レーザー手術、外来小手術も行っております。
 なお、白内障手術症例については、DPC対象外であるため集計されておりませんが、当院で最も多い症例数となっています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 5.13 6.18 12.5 0
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 11.49 - -
140010x197x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術あり 手術・処置等2 なし - - 8.41 - -
140010x197x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術あり 手術・処置等2 1あり - - 13.5 - -
100250xx99100x 下垂体機能低下症 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 3.71 - -
当院の小児科は、新生児を中心に内科的疾患に対応しています。またアレルギー外来や、糖尿病、低身長などを診療する内分泌外来などの特殊外来を実施しております。
心療内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
170040xxxxxxxx 気分[感情]障害 - - 19.36 - -
070510xx99xxxx 痛風、関節の障害(その他) 手術なし - - 12.23 - -
010290xxxxxxxx 自律神経系の障害 - - 5.38 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
当院の心療内科は、心理的・社会的な要因で発症する身体疾患「心身症」や、ストレスによる「ストレス病」の診断・治療を行っています。
 また、関節リウマチなど慢性的な疾患を持っているため、色々なストレスを感じている方や、今まで身体の具合が悪いのに、いつも医師には「異常なし」と言われてきた方の受診にも対応しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 27 14 10 34 28 - 1 7
大腸癌 17 27 26 72 52 119 1 7
乳癌 - 19 15 12 26 22 1 7
肺癌 54 34 58 122 89 77 1 7
肝癌 12 16 - - - 25 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
本指標は、日本で最も罹患率が高い5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)における病期ごとの入院症例数を集計したものです。
<表の説明>
(1)「初発」とは、がんの診断又は初回治療を行った場合であり、「再発」とは、当院・他院を問わずに初回治療終了後、局所再発や遠隔転移を来した場合を示します。
(2)病期はStageⅠ~StageⅣまでに区分され、StageⅣが最もがんが進行している状態を示します。
(3)検査入院等でがんの確定に至らない場合については、「不明」に分類しています。
(4)がんの病期分類を決定する指標として、当院ではUICC TNM分類の第7版を用いています。

当院では、肺がんに対する気管支鏡検査目的での入院が多いため、肺がんの病期不明の症例数が最も多くなっています。
次いで、肺がんのStageⅣが多く、進行がん患者を多く診療していることが分かります。

当院は愛知県のがん診療拠点病院に指定されており、手術療法、放射線療法、化学療法などを組み合わせ、それぞれの患者さんに合った治療ができるよう努めております。また、各種医療チームや相談支援センターを設置して、多職種によるがん患者さんの支援を行っております。そのほか、就労者のがん罹患の増加に対応するため、働きながらがん治療を行う患者さんへの支援にも力を入れております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 34 10.59 56.94
中等症 115 16.49 79.8
重症 15 23.27 82.27
超重症 - - -
不明 - - -
本指標は、20歳以上の市中肺炎患者さんについて、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
「市中肺炎」とは、普段の社会生活を送っている中で発症した肺炎のことを言います。

当院では、中等症以上の患者の平均年齢が80歳を超えており、重症度が高くなるにつれて平均在院日数は長期化する傾向にあります。
一般的に、高齢になるほど肺炎は重症化するため、当院でもその傾向が表れているといえます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 152 26.11 74.53 30.25
その他 10 19.2 68.2 3.09
本指標は、脳梗塞の患者さんについて、発症日別に症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計したものです。
脳梗塞の場合、発症から早期に治療を行うことが効果的とされており、本集計では発症日を「3日以内」と「その他」(4日以上)に区分しています。

当院では、脳梗塞の急性期対応として、血栓溶解療法(t-PA)を始めとする超急性期治療や、後遺症による廃用症候群(※)予防を目的とした早期リハビリテーションを行っています。
また、脳卒中に関しては、地域連携パス(当院と連携する回復期病院と協力して診療を行うこと)を導入し、地域における急性期から回復期へのシームレスな移行に努めています。
※体を長期間動かさないことにより、筋肉の衰えや骨の萎縮、床ずれといった障害が起こること。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(股) 等 187 2.86 24.85 44.39 70.38
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 等 163 5.12 15.23 9.82 66.02
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定 等 154 4.27 17.04 7.14 64.86
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 87 1.49 26.53 66.67 80.66
K1421 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定 等 35 5.49 22.31 8.57 56.49
当院の整形外科は、脊椎及び関節の手術症例が多いことが特徴となっております。
 脊椎では、頚椎手術や脊髄損傷・急性麻痺治療に関して、数多くの実績を有しており、関節では、股関節手術に関して数多くの実績を有しています。
 いずれにおいても、経験と実績に基づき、安全に手術を行えるよう努めております。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 66 0.33 2.58 0 69.27
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 50 1.9 5.14 0 57.44
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 30 9.13 12.23 0 63.3
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 24 3.96 9.38 0 69.54
K7193 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術 等 19 3.95 28.32 21.05 73.16
当院の外科は、消化器系疾患(胆嚢結石、総胆管結石、大腸がん、胃がん等)に対しては、適応や安全性を考慮した上で、腹腔鏡下手術を行っています。
 また、乳がんの手術に関しては、十分なインフォームドコンセントの上で、乳房温存療法、センチネルリンパ節生検等の治療方針を決定しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 305 0.09 1.01 0.66 74.6
K2423 斜視手術 前転法及び後転法の併施 等 13 1.15 1.15 0 30.08
K2425 斜視手術 直筋の前後転法及び斜筋手術の併施 等 - - - - -
K2821イ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 縫着レンズを挿入するもの 等 - - - - -
K2422 斜視手術 後転法 等 - - - - -
 当院の眼科は、白内障に対する水晶体再建術(眼内レンズ挿入)が最も多くなっています。
 また、白内障手術のほかに、硝子体手術、レーザー手術、外来小手術も行っております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 81 3.21 4.09 2.47 70.78
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 67 3.39 3.36 0 73.19
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 31 1.13 2.48 0 73.48
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 等 27 2.7 5.07 0 72.15
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 等 24 7.71 11.92 0 76.12
当院の循環器内科は、心筋梗塞・狭心症等の虚血性心疾患に対するカテーテル治療(経皮的冠動脈ステント留置術)を積極的に行っております。
 頻脈性不整脈等に対するカテーテルを用いた心筋焼灼術(アブレーション)の件数は年々増加し、年間症例の多くを占めています。
  また、閉塞性動脈硬化症に対する四肢の血管拡張術(PTA)も増加傾向にあります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 等 61 6.25 9.43 0 33.26
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 38 1.08 7.89 0 45.97
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 32 1.41 4.41 0 40.78
K877 子宮全摘術 30 2.83 13.33 0 45.3
K861 子宮内膜掻爬術 21 0 0.9 0 44.71
 当院の産婦人科は、分娩に関しては帝王切開術、婦人科領域に関しては子宮全摘術の件数が多くなっています。
 また、婦人科領域の良性腫瘍に対しては、身体への負担の少ない腹腔鏡下手術を導入しています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 等 63 1.11 7 0 24.21
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 21 1.71 6.67 0 55.9
K319 鼓室形成手術 等 20 1.25 5.65 0 39.95
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 等 17 1 1.35 0 6
K347-5 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術) 等 16 1.38 5.5 0 37.06
当院の耳鼻咽喉科は、耳・鼻・のど等耳鼻咽喉科疾患全般に対する手術を行っています。
 また、手術件数は6位以下ではありますが、頭頸部がんの手術に関しては、名古屋市南部で対応可能な数少ない医療機関の一つとなっています。
 中耳炎、鼓膜形成術などの耳の手術は、アデノイド切除等と併せて小児手術にも対応しています。
  なお、口蓋扁桃手術の約半数は、小児患者に対して施行したものとなっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 32 3.53 6.78 0 73.63
K654 内視鏡的消化管止血術 31 2.26 10.32 0 70.68
K6872 内視鏡的乳頭切開術 胆道砕石術を伴うもの 等 30 5.53 11.63 3.33 79.2
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 28 6.71 23.54 7.14 73.29
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 28 1 8.39 0 71.61
当院の消化器内科は、食道・胃・十二指腸・胆嚢・大腸等に関する内視鏡手術及び肝細胞がんに対する肝動脈化学塞栓術(TACE)等を行っております。
 なお、「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術」の多くは外来で行われているが、手術リスクの高い患者については入院で行われるため、入院の実績でも多くを占めています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 77 1.17 7.08 0 76.53
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 等 44 3.11 4.73 2.27 61.43
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 20 1.15 10.25 5 74.2
K8412 経尿道的前立腺手術 その他のもの 16 4.06 10.94 0 76
K7981 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術 等 15 2.07 3.53 0 68.13
当院の泌尿器科は、膀胱がんに対する侵襲の少ない経尿道的手術(TUR-BT)を積極的に行っています。
 また、尿路・尿管結石に対しては、レーザーを用いた経尿道的尿路結石除去術が多くを占めています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 41 1.41 3.15 2.44 73.05
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 等 37 9.27 20.16 5.41 70.22
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
当院の腎臓内科は、血液透析を行うために必要なシャント(※)を設置する手術を実施しています。
 また、シャントが血栓などで閉塞し使用できなくなることがあるため、「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」が多くの症例を占めています。
 ※ 血液透析の際に十分な血液量が確保できるように、手首の静脈と動脈を縫い合わせて作られる太い血管のこと。血液透析の際に「血液の出入口」となる。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等 16 0.38 1.25 0 48.19
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 等 - - - - -
K628 リンパ管吻合術 - - - - -
K2172 眼瞼内反症手術 皮膚切開法(両) 等 - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル以上6センチメートル未満 等 - - - - -
当院の形成外科は、外傷、先天異常、腫瘍切除後の再建を対象の3本柱とし、特に眼瞼下垂に対する手術が多くの症例を占めています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 30 3.83 8.87 0 69.37
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 等 20 3.9 6.5 0 71.6
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 等 12 5.25 4.58 0 50.58
K5132 胸腔鏡下肺切除術 その他のもの 等 - - - - -
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 等 - - - - -
当院の呼吸器外科は、初期の肺がんや自然気胸に対しては、術後合併症が少ない胸腔鏡下手術を積極的に実施しております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 28 1.68 12.68 10.71 74.14
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 - - - - -
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 - - - - -
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 - - - - -
K1772 脳動脈瘤頸部クリッピング 2箇所以上 - - - - -
当院の脳神経外科は、手術適応の症例については病状に応じて、近隣医療機関と連携して対応しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 11 0.11
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 109 1.12
異なる 13 0.13
本指標は、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、重篤な疾患である「播種性血管内凝固症候群(DIC)(※1)」、「敗血症(※2)」等について、症例数と請求率(全症例数に対する割合)を集計しました。

 「手術・処置等の合併症」では、血液透析を行うために必要なシャント(※3)が血栓などで閉塞し使用できなくなり、その治療(経皮的シャント拡張術・血栓除去術)目的で入院する患者さんが、当院における当該症例の半数近くを占めています。その他としては、人工関節の不調や生検後の出血などが挙げられます。

※1 様々な基礎疾患に合併して凝固系が亢進し、全身の細小血管内に微小血栓が多発して臓器障害が起こる病態のこと。これに伴って凝固因子、血小板が大量に消費されて減少し、また線溶系も亢進するため出血症状をきたす。原因となる基礎疾患には悪性腫瘍、敗血症が多い。
※2 細菌感染によって引き起こされる全身性炎症反応(SIRS)のこと。
※3 血液透析の際に十分な血液量が確保できるように、手首の静脈と動脈を縫い合わせて作られる太い血管のこと。血液透析の際に「血液の出入口」となる。
更新履歴
2018/9/27
平成29年度の「病院情報」を公開しました。