がん登録

がん登録

院内がん登録とは

院内がん登録とは、 病院のがん診療を把握するために、がんに罹患した方の種類や広がり、治療、予後などに関する情報を集めて分析する仕組みです。

当院は、がん登録等の推進に関する法律（平成25年12月13日法律第111号）および院内がん登録の実施に係る指針（厚生労働省告示第470号）に基づき、院内がん登録を行っております。

がん登録により収集した情報は以下の目的において利用しています。

• 全国がん登録、院内がん登録への情報提供
• 予後調査、生存率の集計・分析
• 予後調査における市区町村への住民票照会（国立がん研究センターによる予後調査支援事業）
• データの研究解析およびその二次利用
• がん診療均てん化のための臨床情報データベース構築と活用に関する研究（国立がん研究センターによるQI研究）

予後調査とは

予後調査とは、当院でがんの診断または治療を受けた方の生存率算出のために生死状況の確認を行う調査です。

予後調査支援事業への参加について 

院内で予後情報が把握できない場合は、国立がん研究センターが実施する予後調査支援事業等により、市区町村への住民票照会を行っております。対象となる患者さんの個人情報については、同意を頂かずに利用させて頂きますのでご了承下さい。同意を希望されない場合はその旨をお申し出下さい。また、申し出した後でも撤回、変更等をすることは可能です。

院内がん登録の二次利用の拒否（オプトアウト）について

院内がん登録のデータは毎年、がん医療の実態把握のために個人が識別できない状態のデータとして国立がん研究センターに提出されていますが、その二次的な利用については拒否（オプトアウト）の機会が提供されています。詳細はこちらをご覧ください。

がん診療均てん化のための臨床情報データベース構築と活用に関する研究について

当院は、国立がん研究センターが行っている全国どこでもがんの標準的な医療を受けられることを目的とした「がん診療均てん化のための臨床情情報データベース構築と活用に関する研究」に協力しています。
目　　 　的：がん医療の実態を把握するデータベースの構築、全国でがんの標準的な治療の普及
提供データ：院内がん登録、診療報酬データ（DPC）
　　　　　　　　　※年齢、性別、病名、手術、処置、薬剤等を用いて匿名化されたデータベースを作成
提出方法：暗号化通信により国立がん研究センターへ提出
※提出されたデータベースには患者さん個人を特定するものはありません。
情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは代理人の方にご了承いただけない場合には下記連絡先までお申し出ください。この場合も患者さんに不利益が生じることはありません。詳細はこちらをご覧ください。

研究への利用を拒否する場合の連絡先：

独立行政法人　労働者健康安全機構　中部労災病院
診療情報管理室　TEL：(052)652-5511（内線：3965）