乳腺外科(乳がん診療)
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乳がんについて
乳癌の患者数は増え続けてきて、女性に発生する癌の第1位です。
40~60歳の若い時期から好発年齢であり、仕事や家庭に大きな影響を及ぼす疾患です。
治療の進歩により治癒や長期生存がたくさん得られるようになってきましたが、やはり早期発見が大切です。
触診では乳房の大きい人などは見つかりにくく、またしこりにならず乳管内を広く進展するものもよくあります。マンモグラフィやエコー検査を行うことで乳癌発見の手掛かりとなります。
乳癌検診は重要です。当院でもなごやか検診、自費検診、人間ドックを行っているのでご利用ください。
乳がん診療の流れ
まずはマンモグラフィとエコーで乳腺に病変がないかを調べます。どちらも当院は女性技師が行なっています。
癌を疑う所見が見つかったら針生検で組織を採取し顕微鏡で癌かどうか確定します。
同時にその癌の性質や効く薬剤の系統などもわかってきます。
CTやMRIなどで転移の有無、乳腺内の癌の広がりを確認します。
以上の結果を踏まえて治療内容を決めていきます。
治療法は手術と薬物療法、補助的に放射線療法があります。
手術
手術は乳房の癌の切除と転移がきやすい脇のリンパ節の除去(腋窩リンパ節郭清)を行います。
癌が小さければ乳房温存手術を行ない、リンパ節転移の疑いがなければセンチネルリンパ節生検を行って手術内容を縮小し、術後の症状が軽くなるのを目指します。
形成外科と協力してインプラントや自家組織による乳房再建も行っています。
薬物療法
薬物療法はとても重要で、手術の前や後に施行して癌が再発しないように抑えたり、再発してもさまざまな薬剤で長い生存期間を得ることが期待できる治療です。
ホルモン療法剤、殺細胞性抗癌剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤などの種類があり、癌細胞の特徴、病状に合わせて使用していきます。外来化学療法室を運用して基本的に通院で治療を行っています。
治療メニューは複雑多様で、さまざまな副作用にも丁寧に対応していかねばなりません。薬物療法・癌治療に関わる各種認定看護師、認定薬剤師を中心に外来・化学療法室の看護師たちそして担当医が常に連携してコミュニケーションを取っていて、安全に安心して治療がすすむようにしています。
放射線治療
周術期の治療としては乳房温存術後の残存乳腺への照射、高度腋窩リンパ節転移術後の腋窩照射
など、進行再発症例では癌局所や骨転移などの症状を軽くするための緩和照射をおこなったりします。最新の放射線治療装置を導入したので、皮膚に照射範囲のマーキングの縁をいろいろ書かなくても良くなりました。
地域連携クリニカルパス
当院は多数の近隣クリニックと連携クリニカルパスを提携しているので、ホルモン剤内服治療の患者さんなどは、普段は近くの連携クリニックで診察・処方をしてもらい、たまの大きな検査の時だけ当院を受診というスタイルが可能です。情報は病院間で共有されるので安心、普段の通院は手軽に、というふうにできます。
就労支援
乳癌の患者さんは50代前後、仕事をしていらっしゃる方が多く、癌治療をしていくにあたって仕事をどうしたらいいのか、皆さん悩まれます。
通常は手術の入院は1週間、再発予防の通院薬物療法は内容によって半年?1年半です。3週に1回、または週1回の外来点滴です。
定期的な休み、副作用時の治療予定の乱れを許容してもらえれば就労継続は可能です。
仕事に合わせた治療予定日の調節も可能です。
担当医、看護師が相談にのって仕事が続けれるようサポートしていきます。
