院外処方せんのご案内
院外処方せん
院外処方せんとは、お薬を医院や病院などでもらうのではなく、街の保険薬局で調剤してもらうための処方せんのことです。
当院ではすべての患者さんを対象に、原則、院外処方となります。
【院外処方せんの良い点】
薬局では、患者さんに対して安心してお薬を服用していただけるように、各個人について薬歴簿(服用した全てのお薬の記録簿)を作成しており、複数の病院・医院からもらったお薬や市販のお薬との重複や飲み合わせによる副作用の防止等の安全性チェックを行っています。また、お薬についての十分な説明や服薬時の注意事項等についても指導してもらえます。
薬局(院外の調剤薬局)
調剤をしてもらう『薬局』は、患者さんが自由に選ぶことができます。 【処方せん受け付け】【保険薬局】【保険調剤】などの表示があり、「気軽に行くことができる」「安心して相談できる薬局」「お住まいの近く」「駅の近く」「通うことのできる薬局」を『かかりつけ薬局』に決めると良いでしょう。
【調剤をしてもらえる薬局はどこにあるの??】
このような薬局がどこにあるかお探しの場合は、7番お薬の渡し窓口前に、院外薬局の一覧表がありますので、ご参考にして下さい。
また、下記のリンクから院外薬局を探すことができます。
※インターネット上でも薬局を検索できます。
院外処方せんのファックスコーナー
7番お薬の渡し窓口前に院外処方せん送信専用のファクスを設置しています。どうぞご利用ください。
『院外処方せん』で注意していただきたいこと
『院外処方せん』には有効期間があり、通常発行の日から【4日間】です。
旅行などで有効期間内に薬局へ行けないなどの事情がある場合は医師に伝えて下さい。
医療分業
病院では患者さんに直接クスリをお渡しせず、『院外処方せん』を発行し、患者さんはこの『院外処方せん』を街の薬局に持っていき、薬局の薬剤師に調剤をしてもらい、クスリを受け取ることをいいます。 これによって、医師と薬剤師の2人の専門家により、医薬品の使用を二重でチェックし、クスリの効果や安全性をより一層高めようという制度です。
医療費
薬局の規模や施設基準によって保険点数が異なることがあり、同じ院外処方せんでも支払い金額が異なる場合があります。
保険薬局でのサービス
『保険薬局』では、患者さんが使用しているクスリの名前や時期、体質、クスリのアレルギーのことなどを記録しています。
- この情報をもとに、 クスリの飲み合わせが良いかどうか?
- 副作用やアレルギーが出ないかどうか?
- 体質にあっているのだろうか?
ということを、いろいろな病院や複数科を受診して発行された『院外処方せん』の内容などを総合的に判断して、副作用の防止・飲み合わせのチェックなどを行っています。
院外処方せんへの検査値記載について
院外処方せんへの検査値記載について
平素は、当院発行の院外処方せんの推進にご協力いただき、誠にありがとうございます。
このたび、当院では地域の医療連携の一環として、患者さんの検査値の一部を院外処方せんに記載することに致しました。
院外処方せんへの検査値記載を通して、これまで以上に安全で適正な薬物療法を提供していきたいと考えています。皆様のご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
平成29年7月11日 中部ろうさい病院 薬剤部長