重要なお知らせ
小児科診療の停止について

産婦人科

すべての女性の悩みに答えます

当科では周産期医療(妊娠管理・分娩・新生児管理)、婦人科腫瘍の治療(良性・悪性)、不妊症、女性ヘルスケア(思春期のホルモン異常や更年期障害)などの全般の診療を行っております。

「産科領域」においては、母児安全を第一に考え、妊娠初期から満期まで必ず超音波検査を行い、詳細に児の発育などを検査(4D外来、超音波スクリーニング外来)し、徹底した周産期管理を行っています。母児同室を原則とし、助産師による妊娠管理指導および母乳栄養(助産外来、母乳外来のご案内)を推進しています。

「婦人科領域」においては、日本婦人科腫瘍学会指定修練施設であり、子宮がん・卵巣がんなど悪性疾患に対し手術および化学療法、放射線療法など手掛けております。抗がん剤による治療は患者さんの体調やご希望により入院・外来どちらでも行うことができます。新しい薬剤も積極的に使用し、患者さんの負担は少なく効果は大きく、を目標として個別の治療を行っております。手術に関しては開腹手術や腟式手術のみならず、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣腫瘍などの良性腫瘍全般に対し腹腔鏡下手術(腹腔鏡下手術のご案内)を施行しておりますが、2018年から子宮がんに対して腹腔鏡下子宮悪性手術(腹腔鏡下子宮体癌根治術について)を開始しております。子宮粘膜下筋腫、内膜ポリープといった子宮内病変に対し、子宮鏡下手術(子宮鏡下手術のご案内)を施行しております。近年増加している子宮内膜症、子宮筋腫、骨盤臓器脱の患者さんには、その方の症状、年齢や生活背景などを考慮し、種々の薬物療法や手術療法を組み合わせてニーズに沿った治療を進めております。

外来診療での特殊外来も充実させ、子宮頸部のコルポスコピー検査、子宮鏡検査を行っています。

「女性のヘルスケア」においては更年期障害や月経困難症などのあらゆる世代の女性ホルモン異常に対する治療も行っています。「不妊症」においては、原因検索を含む各種検査、タイミング療法や排卵誘発、人工授精までを対応しています。そのため、より高度の生殖医療技術である体外受精を希望される患者さんは専門の医療機関を紹介させていただいております。


腹腔鏡手術のご案内

腹腔鏡

腹腔鏡下手術は開腹手術と比較し、術後疼痛の減弱、入院期間の短縮、術創が小さいといった利点があります。この数年間で適応も拡大し年々手術件数は増加しております。
臍部と下腹部数か所の5-12mmの小さな創部から機械とカメラを挿入し、手術を施行します。
術野確保のため、腹腔内にCO2を挿入し(気腹法)十分な視野で手術を施行します。適応症例について担当医が判断させて頂きますので、希望がある患者様は外来にてご相談下さい。


腹腔鏡下子宮体癌根治手術について

2014年4月1日より腹腔鏡下子宮体癌根治手術が保険適用となりました。
当院では日本婦人科腫瘍学会腫瘍専門医を持つ当該手術の経験のある産婦人科医師が手術を行うことで手術の質を担保しています。
従来の開腹手術を腹腔鏡下手術に置き換えることで、手術切開創は非常に小さくなり、それに応じて術後の疼痛は非常に少なく術後回復は早くなり、結果的に早期退院が可能になります(通常術後1週間程度)。
開腹術と比較し出血量は少なく手術時間は同等です。
この手術は病巣が子宮に限局している早期子宮体癌(Ⅰ期)が手術適応となります。子宮筋腫のような良性腫瘍手術と異なり子宮を体内で小さく破砕する事ができませんので、原則として子宮を切開せずに腹腔外へ取り出せる事が条件となります。
がん手術の成績として現時点では開腹手術と同等です。適応症例を選択することが非常に重要ですので手術希望の場合は担当医にお尋ねください。


子宮鏡下手術:TCR(trans cervical resection)について

開腹せずに子宮内の病変(子宮粘膜下筋腫、内膜ポリープ等)を切除する方法です。脊椎麻酔下で、経膣的に子宮内に子宮鏡(レゼクトスコープ)を挿入し、テレビ画面で観察しながら子宮鏡の先端の電気メスを用い、子宮内病変を切除します。

適応症例については担当医が判断させて頂きますので、手術希望の場合は外来にてご相談ください。

【当科に関連する臨床評価指標】

 良性卵巣腫瘍患者に対する腹腔鏡下手術の施行率
 良性卵巣腫瘍患者に対する術後5日以内の退院率

子宮がん検診について

子宮がん検診について(PDF)

当院でお産される方へ

無痛分娩のご案内

無痛分娩
2023年夏頃から無痛分娩が始まります。

4D外来、超音波スクリーニング外来のご案内

超音波

産婦人科外来において4D外来および超音波スクリーニング外来を実施しております。

4Dエコー検査外来のお知らせ

超音波スクリーニング外来では胎児・胎盤などに異常がないかチェックします。主な観察項目は下記のとおりです。

  • 頭部(脳)
  • 顔面(鼻骨、口唇、眼球)
  • 心臓、胸部(肺、胸水)
  • 腹部(胃、肝臓、腎臓、腸、膀胱)
  • 背骨
  • 四肢(手足)
  • 胎盤、臍帯(へその緒)、羊水量

大きな異常の場合、半数はみつかりますが、半数はみつかりません。出生とともに赤ちゃんは肺呼吸を始めるため、その変化が起こるときに特定の心臓・肺の異常があると緊急に処置や手術が必要となることがあります。そのような重症な異常がないかどうかを中心にこのスクリーニング検査を行っています。もし赤ちゃんに異常があっても知りたくない方はこの検査は受けない方がよいでしょう。



動画

赤ちゃんのもく浴動画

後期安産教室 医師の話


助産外来、母乳外来のご案内

当院外来通院されている妊婦さんを対象に助産外来を行っております。
日々変化する妊娠中の身体や症状に対する心配や悩みはそれぞれで異なります。
生活上の悩みや出産時の不安、産後の生活を含めて当院助産師が個別に対応させて頂きます。
また産後には母乳外来も行っております。
退院後のおっぱいトラブル(分泌量や乳腺炎など)に対し、当院助産師がマッサージなどを含め個別に対応致します。

助産師の活動【PDF】

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