外科・消化器外科の対応疾患
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主な疾患
| 疾患名 | 疾患の簡易解説 |
|---|---|
| 食道がん | 食道がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。進行すると飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出ます。治療法は、内視鏡的切除、手術、放射線治療、薬物療法があり、単独または組み合わせた治療を行います。 食道がんの手術は、がんを含む食道の一部を切除し、残った食道と胃(または腸)をつなぎ直します。胸部、腹部、頚部の手術操作が必要となる体力的な負担の大きな手術であり、当院では体への負担を軽減するために内視鏡(胸腔鏡・腹腔鏡)を用いた低侵襲手術を行っております。 |
| 胃がん | 症状には、胃の痛み・不快感、食欲不振、食事がつかえる、体重減少、黒い便(血便)などがあります。治療法は、内視鏡的切除、手術、薬物療法があり、単独または組み合わせた治療を行います。胃がんの手術方法はがんの部位に合わせて、胃全摘、幽門側胃切除、噴門側胃切除、が選択されます。近年では、腹腔鏡手術と比較し、ロボット手術の方が3年生存率が有意に高いというデータが出ており、当院でもロボット手術を積極的に行っております。 |
| 肝臓がん | 肝細胞癌は、肝臓の細胞が癌化した悪性腫瘍です。肝細胞癌の発生には、肝炎ウイルスの感染、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝炎などによる肝臓の慢性的な炎症や肝硬変が影響しています。 肝臓以外の臓器にできた癌が、肝臓に転移したものを転移性肝癌といいます。転移性肝癌は肝細胞癌とは区別し、最初に癌ができた臓器(原発)に準じた治療を行います。 初期には自覚症状がほとんどありません。治療は、肝予備能(肝機能がどのくらい保たれているか)や、肝臓以外の臓器に転移があるか、脈管(門脈、静脈、胆管)への広がり、癌の個数、大きさなどに基づいて検討します。治療法には肝切除術、穿刺局所療法(ラジオ波焼灼療法など)、塞栓療法(肝動脈化学塞栓療法など)、薬物療法などがあります。 |
| 胆道がん |
胆道癌は、胆道(胆管、胆のう、十二指腸乳頭部)にできる悪性腫瘍です。黄疸、右上腹部痛、体重減少などの症状があります。治療法は手術、薬物治療です。手術は、がんの部位に応じて膵頭十二指腸切除術、肝切除術などを行います。 |
| 膵がん | 腹痛、背部痛、食欲不振、黄疸、体重減少などが主な症状です。糖尿病の発症や悪化がみられることもあります。膵がんは発見時には既に進行していることが多く、手術可能な割合は15~20%にすぎません。手術可能な場合、生存率向上を目的に手術前に抗がん剤治療を行うことがあります。手術は、がんの部位に応じて膵頭十二指腸切除術または膵体尾部切除術を行います。膵体尾部切除では、腹腔鏡手術やロボット手術にも対応しています。 |
| 大腸がん | 早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると、血便(便に血が混じる)、下痢と便秘を繰り返す、便が細くなる、腹痛、腹部膨満、体重減少などの症状があります。治療法は、内視鏡的切除、手術、薬物療法、放射線治療があり、単独または組み合わせた治療を行います。大腸がんの手術は、がんの部分の大腸を切除し、残った大腸と大腸(または小腸)を縫合します。病変が肛門に近い場合は、人工肛門が必要となることもあります。腹腔鏡手術、またはロボット手術を標準治療としております。直腸癌では、ロボット手術の方が局所再発が少なく、排尿や性機能を温存できる可能性が高いため、ロボット手術を基本として治療を行っております。 |
| 乳がん | 乳癌は乳腺組織にできる悪性腫瘍です。乳房のしこり、乳房のえくぼやただれ、左右の乳房の形が非対照になる、乳頭から分泌物が出る、などの症状があります。乳癌は自分で見つけることのできる癌のひとつです。日頃から入浴や着替えのときなどに、自分の乳房を見たり触ったりして、セルフチェックを心がけましょう。セルフチェックで見つけられないこともあるため、定期的に乳癌検診を受けることは非常に重要です。治療法には、手術、薬物療法(ホルモン療法、抗がん剤治療)、放射線治療があり、単独または組み合わせた治療を行います。 |
| 胆石症 | 胆道にできた結石の総称です。結石の存在部位により、胆のう結石、総胆管結石と呼ばれます。右上腹部痛、背部痛、肝機能障害、発熱、黄疸などを生じます。検診のエコーで指摘されることも多くありますが、無症状であれば治療の必要はありません。有症状となれば治療が必要となり、内視鏡的治療や手術を行います。急性胆のう炎(胆のうに炎症が生じ腹痛、発熱が続く状態)を生じた際には早期の手術が必要となることもあります。手術は腹腔鏡手術を基本としております。 |
| 鼠径ヘルニア | 鼡径部(足の付け根)に生じるヘルニアで、一般的に"脱腸"と呼ばれている病気です。腸や内臓脂肪、膀胱などが腹壁に生じた欠損部から飛び出します。内臓の脱出により鼡径部に膨らみができ、違和感や痛みを伴うこともあります。多くの場合は腹圧がかかったときに飛び出し、仰向けになると引っ込みますが、放置すると次第に大きくなっていき、内臓がはまりこんで元に戻らない状態(嵌頓)となることがあります。治療は手術のみです。腹腔鏡手術、または鼡径部切開法を行っています。 |
