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こころの症状/疾患
- 育児の悩み
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育児の悩みは母親がひとりで抱えてしまうと解決が難しくなってしまいます。中部ろうさい病院では産婦人科・小児科で成長発達についての相談を受けています。また女性診療科(女性総合外来)では、育児そのものの悩みばかりでなく、育児と仕事の両立など働く女性としての悩みについてもお話しをおききします。
- 依存症
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アルコール(飲酒)、ニコチン(たばこ)、薬物などの物質依存症と、ギャンブル、買い物などの行動や習慣に関する依存症が知られています。これらは特定の物質や行動を続けることで脳に変化がおきて症状が引き起こされる病気で本人のこころの弱さのために起きている現象ではありません。依存症について本人や周囲が正しい知識を持ち、適切な支援や治療を受けることが大切です。
- うつ病
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気分の落ち込み、意欲の低下、不眠が持続する疾患です。今日では早期の治療により寛解が望めます。
- 介護の悩み
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介護に関わる問題は非常に大きな健康不安の原因のひとつです。特に認知症の介護には非常に大きな精神的・身体的負担を伴います。介護が原因で体調不良や精神的不調を起こし、うつ・神経症を発症することも珍しくありません。介護は女性のみの問題ではありませんが、実際はまだまだ女性が担う場合が多いのも事実です。女性外来では介護の悩みについてのアドバイスをおこなっています。ご本人の症状ばかりでなく、介護対象者が利用できる福祉制度説明などや専門の医療相談員との連携も可能です。
- 強迫性障害
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「何度手を洗っても汚い気がする」、「戸締りや火の始末を何度も確認せずにいられない」などどうしてもぬぐえない不安や強いこだわりのために生活が不便になっている場合は強迫性障害の症状の可能性があります。こころの病気であることに気が付かないひとも多いのですが、治療によって改善する病気です。「せずにいられない」「不安が頭からはなれない」ことでつらさや不便を感じる時には受診が必要です。
- 倦怠感・疲労感
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十分な休息を取っても解消されない日常生活に支障をきたす倦怠感・だるさ・意欲低下などが半年以上継続する場合が受診のめやすになります。それ以外でも発熱やむくみ、関節痛、体重減少などを伴う場合は早めにまずはかかりつけ医に相談しましょう
- 月経前緊張症・月経前不快気分症
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月経前・月経中の頭痛やむくみ、気分のおちこみ、いらいら、情緒不安定などは多くの女性が経験する症状ですが、なかには症状が強く、生活に支障をきたしてしまうこともあります。婦人科でのホルモン剤治療が有効な場合がありますが、もともとのパニック障害や神経症の症状が強く現れている可能性も否定できません。女性外来ではどのような治療の選択肢があるかを患者さんと一緒に考えていきます。
- 更年期障害・更年期うつ
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閉経前後(40歳から60歳代)の女性は内分泌環境の変化により体調不良を起こしやすくなるようです。ホットフラッシュや発汗異常などの身体的ホルモン欠落症状ばかりでなく、関節痛、頭痛・めまい、倦怠感や意欲低下などさまざまな症状が出現します。内分泌環境の変化ばかりでなく、疲労や精神的ストレスが身体症状の原因になることも少なくありません。更年期障害の治療には婦人科で行うホルモン補充治療が有効な場合がありますが、うつ症状は女性ホルモンの関与以外にもいろいろな増悪因子があり精神・心療内科的治療を必要とすることも少なくありません。女性外来では症状に応じた適切な治療法のアドバイスをいたします。
- 情緒不安定
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極端に気持ちの浮き沈みが激しい、怒りっぽい、感情表現が乏しい、無関心などの気分変調は双極性障害など精神障害によるものだけではなく、認知症やパーキンソン病、慢性硬膜下血腫などの神経疾患、アルコール、薬物などの影響、腎不全・肝不全などの全身疾患が原因のこともあります。女性では月経前症候群(PMS)として不安やいらいらが強く認められることがあります。
- 摂食障害
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摂食障害とは、過食・拒食など食事行動の異常が続き、体重や体型のとらえかた(ボディイメージ)などを中心に心と体の両方に影響が及ぶ病気の総称です。やせや栄養障害、嘔吐などの症状によって身体の合併症がおこりときには生命の危険に陥ることもあります。10代から20代の女性に多いと言われていますが年齢や性別に関わらず誰にでもおこる可能性があります。
- 統合失調症
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幻覚・妄想を主体とした疾患で、人口100人に1人の発症率があります。適切な薬物療法により寛解を得ることを目標とした治療が行われます。
対応する診療科
- 発達障害
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発達障害は産まれついの性格・脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴のある状態です。そのため養育者が育児の悩みを抱えたり、こどもが生きづらさを感じたりすることもあります。発達障害があっても、本人や家族、周囲のひとが、特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、本人の特性を活かし、日常生活の困難さを軽減することができます。
- パニック障害
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突然の動悸やめまい、発汗、息苦しさ、吐き気、手足の震えといった発作(パニック発作)を起こし生活に支障が出ている状態です。パニック発作を繰り返すうちに発作のない時も不安を感じたり、特定の場所や状況に強い不安を感じるようになってしまいます。不安感のほか強い身体症状を伴いますが身体の検査には異常が見つかりません。原因がわからないためさらに不安が募り生活に支障が出たり、原因を探して多数の医療機関を受診する(ドクターショッピング)の状態にもなりやすいといわれています。「死んでしまうのではないか」という程の強い不安が発作的に出現しますが、適切な薬物療法を用いることで症状の緩和を図ることが可能です。
- 不安障害
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原因不明の対象のない、とらえどころのない不安が主な特徴の疾患です。脳内のセロトニンの減少によって生じ、適切な薬物療法で寛解が得られます。
- 不眠症
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日本人の平均睡眠時間の減少とともに、本邦でも罹患頻度が増加していますが、依存性の少ない薬剤の登場により適切な医療の提供が可能となっています。不眠症には入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害などのパターンがあります。不眠になる原因としては環境変化、無呼吸・痛み・かゆみなどの身体要因、悩みやイライラなど心の要因、アルコールやニコチン、カフェインの過剰摂取・薬の副作用といった生活習慣要因など多因子が関係します。睡眠導入剤を常用すると高齢者ではふらつき、幻覚などを生じ、認知症と区別のつかない状態(偽性認知症)がおこることもあるので薬剤の選択に注意が必要です。