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腰部・背部の症状/疾患

背中の痛み

骨の異常・筋肉疲労による筋肉痛、神経痛などで痛みが生じます。膵臓がんや肺がんの症状のこともあります。突然の激痛や、強い痛みが続く場合は狭心症や大動脈解離など危険な病気の可能性もあり早めの受診が必要です。

脊髄損傷後四肢体幹麻痺

頚髄損傷による四肢麻痺、および胸腰髄損傷による対麻痺になった患者さんがリハビリテーション目的に入院されます。高位頚髄損傷の場合は人工呼吸器の外れた時点で、リハビリテーション科に入院していただいています。多くの患者さんにおいて障害が重いため、理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士・看護師らと密に連携したリハビリテーションを提供しています。また、麻痺した患者さんがなりやすい褥瘡・仮骨性筋炎・神経障害性疼痛などにはさまざまな検査、評価をおこなった上で、患者さんに適した治療を選択します。手術後の脊椎評価は整形外科のサポートを受けることができます。

脊髄損傷後神経因性膀胱

脊髄損傷が原因となり排尿障害を来します。リハビリテーション科では膀胱造影・膀胱内圧測定などを組み合わせたウロダイナミクススタディーを実施し、泌尿器科と連携することにより内服薬の調整をしています。また泌尿器科で行われている膀胱へのボツリヌストキシンの施注前後にこの評価を行うことによって、適切で総合的な排尿管理法を提案しています。

脊髄損傷後直腸機能障害

脊髄損傷後には、排尿と同様に便排出障害や便失禁を来すことがしばしばみられます。緩下剤の内服や浣腸療法では症状が改善しないことや介護する側の労力を要することがしばしばみられますが、コロプラスト社が開発したペディスティーンを使用した洗腸療法を導入することにより、多くの脊髄損傷患者さんで排便対処時間の短縮や便失禁の改善などが得られています。

背部痛

骨の異常・筋肉疲労による筋肉痛、神経痛などで痛みが生じます。膵臓がんや肺がんの症状のこともあります。突然の激痛や、強い痛みが続く場合は狭心症や大動脈解離など危険な病気の可能性もあり早めの受診が必要です。

腰痛

腰痛の原因は多岐にわたります。骨の問題だけではなく胃や胆嚢、膵臓の病気が原因で腰痛が起こります。尿路結石・腎結石・腎盂腎炎、前立腺がんなどでは腰痛に排尿障害や血尿を伴います。女性の子宮内膜症・子宮がんんでも腰痛が認められます。解離性(腹部)大動脈瘤では突然の激烈な腰痛・背部痛がおこり、速やかな受診が必要です。神経疾患のパーキンソン病では筋肉が固くなるため(筋固縮)初発症状が腰痛のことも少なくありません。また強いストレスが原因で腰痛を発症することもあります。慢性腰痛の一部には心因性要素が関与していることも知られています。

腰椎椎間板ヘルニア

軟骨のクッションである椎間板の辺縁部(繊維輪)が断裂し,椎間板中心部の髄核が飛び出し神経を圧迫している状態です。 多くは片側下肢の特定のエリアのしびれ・痛み,ときに筋力低下が起こります。大きなヘルニアで脊柱管本幹での狭窄が顕著な場合には腰部脊柱管狭窄症と同様に両下肢に広範な疼痛・しびれ,ときに排尿障害が出ることもあります。腰椎MRI等で椎間板ヘルニアによる脊柱管内や椎間孔での神経の圧迫所見により診断します。 ・治療は鎮痛剤等の内服,ブロック加療,手術の順にリスクの低いものから段階を踏んで行います。一部のタイプのヘルニアは,酵素注入療法が有効なことがあります。また手術療法としては後方椎間板摘出術や後方椎体固定術などがあります。

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は加齢により変性肥厚した黄色靭帯や椎間板の膨隆により,脊柱管本幹や椎間孔が狭くなり神経が圧迫されて生じます。 脊柱管本幹での狭窄の場合,多くは両下肢の広範なしびれ・疼痛。椎間孔での狭窄の場合,片側下肢の特定のエリアのしびれ・疼痛。典型的には,長く歩くと下肢症状がどんどん悪化して歩けなくなり 腰椎前屈姿勢で休憩すると改善するという「間欠性跛行」という症状が知られています。腰椎MRI等で脊柱管本幹や椎間孔の狭窄所見により診断します。 鎮痛剤等の内服,(椎間孔狭窄の場合)ブロック加療,手術の順にリスクの低いものから段階を踏んで治療を行います。ブロック加療としては神経根ブロックや椎間板ブロック。手術療法としては椎弓形成術や後方椎体固定術などがあります。

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