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小児科診療の停止について

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胸・乳房の症状/疾患

悪性胸膜中皮腫

悪性胸膜中皮腫は、肺の表面をおおう胸膜と呼ばれる部位から発生する悪性腫瘍で、多くはアスベスト(石綿)が原因と言われています。初期の段階では症状がないことが多いのですが、腫瘍が大きくなると、胸の痛みや咳、胸水貯留による息苦しさを認めるようになってきます。非常に治りにくい疾患のため、手術や化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療を行います。過去にアスベスト(石綿)を取り扱っており、現在、胸の痛みや咳などの症状がある方、その他ご心配がある方はご相談ください。

息切れ・息苦しさ

息がしにくくなる不快な感覚のことです。胸が締め付けられる、空気が足りないような感じ(吸えない・吐けない)などと表現されます。喘息や肺炎などの呼吸器疾患の他に心不全でも息切れ・息苦しさが現れることがあります。重度の貧血の場合も酸素必要量が増えるため動作時に息切れがします。

間質性肺炎

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胸痛

胸の痛みは心臓や肺の疾患の症状として頻度が高いものです。緊急性の高い病気のことが多いので、痛みが強い、長く続くなどの場合はできるだけ早く受診してください。慢性胸痛は食道に胃液が逆流する食道炎が原因かもしれません。

気管支喘息

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気管支喘息(小児)

小児科ではアレルギー検査や環境整備の指導、呼吸機能検査が可能なお子様に対しては、定期的な検査で健康な日常生活が送れるようにコントロールを行います。 吸入器の貸し出し(原則、吸入器購入までの1週間程度)も行います。

気胸

気胸(自然気胸ともいいます)は、“肺に穴があいて肺がつぶれる”病気です。ほとんどの患者さんは肺の表面にある肺のう胞(ブラともいいます)の破裂が原因で気胸になります。肺がつぶれるため、胸や背中の痛み、咳、息切れなどの症状が出現します。初めての気胸であり程度も軽い場合は、安静にして経過をみることが多いですが、そうでない場合は胸の中(胸腔)にドレーンという管を入れることもあります(胸腔ドレナージ)。胸腔ドレナージを行っても良くならない場合は、手術(胸腔鏡というカメラを使用した手術)が必要になります。

食道がん

食道がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。進行すると飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出ます。検査には、上部消化管内視鏡検査と上部消化管造影検査(バリウム透視検査)、CT検査、MRI検査、PET検査、腹部超音波検査、超音波内視鏡検査などを行います。治療法は、内視鏡的切除、手術、放射線治療、薬物療法があり、単独または組み合わせた治療を行います。

縦隔腫瘍

右と左の肺に挟まれた部分を縦隔といい、上縦隔、前縦隔、中縦隔、後縦隔に分類されます。これらの縦隔に発生する腫瘍のことを縦隔腫瘍といい、その中で最も多いものが胸腺腫です(約40%)。縦郭腫瘍は、多くの場合症状がありませんが、腫瘍が大きくなるにつれて、胸の痛みや違和感、呼吸困難や嗄声(声のかすれ)を認めることがあります。腫瘍の種類によって治療方針は変わりますが、手術を行うことが多いです。

じん肺

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風邪などによる咳は、通常であれば数日でおさまる場合がほとんどです。2週間以上も咳が続く、咳で眠ることができないなどの場合は風邪以外の原因かもしれないので受診が必要です。

ぜんめい(喘鳴)

呼吸時の喘ぐような音を「ぜんめい」と呼びます。吸気時のあえぐような音を吸気性ぜんめい、吐く時を呼気性ぜんめいと言いますが、いずれも気道(息の通り道)になんらかの閉塞があることを意味します。あえぐような呼吸が続く、意識レベルの低下、顔面や舌の腫れを伴う場合などはすぐに救急外来を受診するべきです。

たん

たんは気道内の分泌物です。細菌やウイルスなどの異物の侵入を防ぐ働きがあります。通常のたんは白く透明ですが、細菌感染をおこすとたんの色が黄色・緑色になります。脳萎縮や多発脳梗塞が起こると飲み込む反応(嚥下反射)や嚥下の力が弱くなるためたんが出しづらくなります。誤嚥性肺炎の原因になるためたんをしっかり出せるようにする必要があります。たんに血が混じっている場合は肺がんや肺結核などの否定が必要です。脳梗塞や心筋梗塞予防に抗凝固・抗血小板薬を飲んでいると出血しやすくたんに血が混じることもあります。

転移性肺腫瘍

転移性肺腫瘍とは、他の臓器でできたがんが血管やリンパ管をめぐって肺に到達し、できもの(腫瘍)になったものをいいます。もともと肺にある細胞ががんとなる、いわゆる(原発性)肺がんとは異なります。肺がんであれば、肺がんを専門とする医師が治療方針を決定しますが、転移性肺腫瘍の場合、その腫瘍の顔つきがおおもとのがん(原発巣)と同じであるため、原発巣を担当する医師が治療方針を決定し、もし手術が必要であれば呼吸器外科で手術を行います。

乳汁ろう(乳汁漏出症)

乳汁漏(にゅうじゅうろう)とは妊娠・産褥期以外の時に乳汁(おっぱい)の分泌が見られる状態です。女性に多い症状ですが男性にも起こります。プロラクチンというホルモンが脳下垂体から異常に分泌されている状態で、脳腫瘍の可能性があります。吐き気どめ・降圧薬などの薬の副作用でも起こるので注意が必要です。血の混じった分泌液が乳頭から出る場合は乳がんの症状のことがあるので早めの受診が必要です。

乳がん

乳がんは乳腺の組織にできるがんで悪性腫瘍です。乳房のしこり、乳房のえくぼやただれ、左右の乳房の形が非対照になる、乳頭から分泌物が出る、などが症状です。男性にも発生することがあります。乳房の周りのリンパ節や、肺、肝臓、骨、脳などに転移することがあります。乳がんは自分で見つけることのできるがんの1つです。日頃から入浴や着替えのときなどに、自分の乳房を見たり触ったりして、セルフチェックを心がけましょう。セルフチェックで見つけられないこともあるため、定期的に乳がん検診を受けることは非常に重要です。診察(視触診)、マンモグラフィー、超音波検査、針生検検査、CT検査、MRI検査、骨シンチ検査、PET検査等を行います。治療法には、手術、放射線治療、薬物療法があります。

膿胸

膿胸とは、胸の中(胸腔)に膿(うみ)や、膿様の液体が貯留した状態のことをいいます。原因としては、肺炎などで肺の中に生じた炎症が胸腔におよぶことによって生じるものや、食道や肺などに対する手術後の合併症として発症するものなどがあります。症状としては、発熱や胸の痛み、息苦しさがあります。また、重症化するとショック症状(血圧低下、意識障害)を起こすこともあります。治療は、適切な抗菌薬の投与と膿をからだの外に出すこと(排膿)ですが、これらの治療を行っても良くならない場合は手術を行います。

肺がん

肺がんは非小細胞がんと小細胞がんの2つに大きく分類されます。さらに非小細胞がんは腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんなどに分類されます。日本人の肺がんで最も多いのは腺がんで、次に扁平上皮がんが多いです。腺がんなどの非小細胞がんでは一般的に臨床病期0期から3期の一部までが手術の適応で、それ以外の病期では化学療法(抗がん剤)や放射線治療を行います。一方、小細胞がんの多くは化学療法や放射線治療を行いますが、早期の場合は手術を行うこともあります。

肺気腫

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肺高血圧症

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慢性閉塞性肺疾患(COPD)

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